カーコーディングをするなら「ガラスコーディング」がお勧め!

車をコーティングする際、硬いガラス質の膜で傷に強い特徴があるガラスコーティグ。ここでは、車の手入れの基本ガラスコーティングについてご紹介します。

そもそも、ガラスコーディングとは?

タオルで車を拭く男性

現代では、一般的に車に保護膜を張る施工の主流になっているのがガラス系施工です。一昔前までは、フッ素やシリコンを含んだポリマー系施工がメジャーでしたが、時代と共に施工方法も進化し変わってきています。今の時代、メジャーとなっているガラスコーティングとは、車体全体の塗装表面をガラス質の被膜で覆ってコーディングする施工です。この施工によって、塗装の酸化や傷を防止する事が出来ると共に車の光沢をキープさせる事も出来ます。

本来、車と言うのは車体全体に3層~4層の塗装が施工されています。その施工されている一番外側の部分にクリア塗装を行う事で車に光沢や輝きを出しています。ガラスコーティングでは、このクリア塗装が施工されている上に更に施工を行います。しっかりガラスコーティングされた車はボディー全体の艶が強くなり、外的環境から生じる酸化や傷等から守る事が可能となっています。

「ガラス系コーディング」と「ガラスコーディング」の違いとは?

洗車中の車

ガラス系コーディング

ガラス系コーティングとは、一部ガラス繊維が含まれているものやガラスに他の成分が入っているもの(フッ素やテフロン等)を指します。ガラスに他の成分が入っているものに関しては、品質的に良い商品も増えています。一方、一部ガラス繊維が含まれているものに関しては、あまり耐久性が無くこまめなワックス掛けの手入れが必要です。

ガラスコーディング

ガラスコーディングとは、ガラスの特徴である透明性に優れた保護膜でカバーして、車全体を守る事が出来ます。コーディングを行う前には車体に下地の処理を行ったり、コーディング後の硬化時間までに少し時間を要する事や施工価格が少し割高になります。しかし、車体を守る保護膜の丈夫さでは、カーコーディングの中で最も良質で優秀なボディーコーティングが可能です。

ガラス系コーディングとガラスコーディングの違い

よく専門店でガラスコーティングと言われているものは、ガラス系コーティングであるケースが多いようです。お店によっては、「有機物が含まれているかの有無」や「化学反応するかの有無」でガラス系とガラスに分けていたり、その違いは色々である事が現状となっています。

ガラスコーディングの施工行程とは?

路上に止まる黄色いランボルギーニ

ガラスコーティングは、基本的にコーディングに手間を掛ける程、作業行程の時間は長くなります。なので、ガラスコーティングを行う場合も、施工時間がただ短ければ良いと言う事では無いことも覚えておきましょう。

ガラスコーディングの施工時間

一般的な自動車販売業者 平均約3時間程度
コーディング専門店 平均約2時間~

※コーディングの施工をしっかり行いたい場合は6時間程度掛かるケースもあります。

ガラスコーディングの施工行程

1.車のボディー・塗装チェック

まず始めにガラスコーティングを行う際、車のボディー・塗装チェックが専門のスタッフによって行われます。そこで、車の状態や塗装がどのようになっているか等について細かく見ていく作業をします。依頼者の車のコーティング塗装の施工の仕方や質をチェックする事が、ガラスコーディングを行う上でとても重要になる為、この作業をしっかり行う事が大切になります。

また、車は新車は問題ありませんが、新車以外の車と言うのは多少の傷が車体にあるものです。傷が無いかのチェックが必要な理由は、傷が付いている部分にはコーティングの施工には注意を払って行う必要があるからです。なので、依頼者の車の全体を入念にチェックしていきます。

そして、しっかり車のボディー・塗装チェックが終了した後、ガラスコーティングの施工に入っていきます。一般的な車販売業者に比べると、カーコーディング専門店の方が少し時間を要しますが、丁寧に作業を行ってくれるのでそう言った意味では安心感があります。

2.自動車のボディ全体の洗車

次に、車の洗車を行って、ガラスコーティングをする前に車を綺麗にする作業を行います。洗車をする理由は、車が汚れが付いている状態でコーティングをしても、綺麗にコーディングを仕上げる事は出来ません。なので、まずはしっかり車を扱うプロの手で車体を綺麗に隅々まで洗浄をしていきます。洗車する際も、単純に車にある汚れを落としていくのでは無く、車に付着している鉄粉等の様々な科学的物質も、その汚れを取り除く専門の溶剤を用いてしっかり落とします。

3.様々なパーツを外す

以上の工程が全て終わると、車の様々なパーツ(エンブレムやナンバープレート等)を外す工程に入ります。これらの車のパーツはガラスコーティングはしません。車を傷つけないように丁寧にパーツを外していきます。

4.マスキング作業

車の様々なパーツを外し終えた後に、メインのガラスコーティングの施工作業に取り掛かっていきます。ガラスコーディングを行う際、コーティング剤が付着することが好ましくない部分には、マスキングと言って養生シート等をボディーに貼り付けて、コーティング剤の流入防止を行います。

その他にも、車を磨いていく際には、研磨剤の粉が車の細部に入り込まないように、ドアの隙間や小さな溝等にもマスキングを行います。この行程はガラスコーティングを完璧にする為に行う作業になります。

5.自動車のボディーを研磨する

車全体を研磨して、ガラスコーディングの塗装の前段階として、綺麗なボディーで施工出来るように作業していきます。この作業では、ボディーにある細かな傷・汚れを落として、艶を出していく事が目的です。スタッフの根気や集中力はもちろん、熟練されたプロの技術が非常に求められる工程となります。

6.ガラスコーティング塗装

そして、いよいよ最終段階のガラスコーディング塗装を行います。化学変化によってコーティング剤を車のボディに定着させていくので、慎重に丁寧な作業を行う必要があります。ガラスコーディングの塗装が完了すると、最終的にボディーを綺麗に洗車します。なので、カーコーディングの作業が終わり、依頼者の元に車が戻ってくる時には、車の汚れはもちろん、車の傷についてもある程度綺麗に修復されて美しいボディーになっています。

ガラスコーディングの良さとは?

洗車をするGT-R

車をガラスコーティングするの良さとは、やはり、カーワックスをしなくてもボディーに濡れたような艶が持続する事です。見た目も大変綺麗であり、ガラスの保護膜と言うのは、酸化する事が無いので保護膜の効果が長持ちしてくれます。なので、車の手入れに時間や手間をかけたく無い方であっても、ガラスコーティングを施工しておけば、手入れをこまめに行わなくても自分の車を管理出来るので便利です。

また、ガラスコーティングと言うのは、他のコーディングに比べて硬い保護膜で車のボディーを覆っています。多少コーディング剤の商品によって違い出てきますが、洗車する事での傷が軽減されたり、汚れの種類によっては軽く水洗いするだけで落ちてくれます。ガラスコーディングの場合、大体の汚れは水洗いのみで落とす事が出来る為、普段の車の手入れがとても楽になります。水洗いで洗車が可能であればお手軽なので、自宅のガレージ等で十分に洗車する事が出来ます。普段中々時間が無く忙しくしている方や車好きの方にもガラスコーディングは大変喜ばれています。